イソフラボンで血流改善

イソフラボンは血流を改善する効果がある

イソフラボンはホルモンバランスの調整や、生活習慣病を改善する効果があります。

高血圧や糖尿病など、生活習慣病の種類は様々です。その大きな原因となっているのが、血流が悪くなるドロドロの血液です。
イソフラボンはドロドロになった血液をサラサラにし、血流を改善する効果があります。

血液がドロドロになる理由

血液がドロドロになるのは、血液中に脂質の中性脂肪やコレステロール、細胞のエネルギー源となる糖質が増えるのが原因です。

血液中の脂質は、肝臓で脂肪を原料に生産されます。
肥満で脂肪が増えると、それと共に血液中の脂質も増え、血液がドロドロになります。

また、食事で摂取した糖質は細胞のエネルギー源として、血液で体の各細胞に運ばれます。
血液中の糖はインスリンというホルモンが分泌されると、細胞に吸収されます。
しかし、過食などで慢性的にこのホルモンが分泌されると、体がその状態に慣れてインスリンに反応しにくくなります。
その結果、細胞に糖質が取り込まれなくなる高血糖症になり、血液がドロドロになります。

イソフラボンが血行を改善する理由

血液中のコレステロールを減らす

イソフラボンは、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを減らし、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールを増やす作用があります。

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ています。そのためエストロゲン様物質と呼ばれ、体内でエストロゲンの代用として機能します。
エストロゲンはLDLコレステロールを減らし、血中の余分なLDLコレステロールを回収するHDLコレステロールを増やす作用があります。イソフラボンはエストロゲン様物質なので、このエストロゲンと同様の作用を発揮します。

体に蓄積した脂肪を減らす

イソフラボンは、血中の脂質の原料となる、体内に蓄積した脂肪を減らす作用があります。

女性の場合、エストロゲンは新陳代謝(※1)にも関与しています。
新陳代謝は膨大なエネルギーを消費しますが、そのエネルギー源は主に脂肪です。

しかし、更年期(※2)などでエストロゲンの分泌が低下すると、新陳代謝も低下してエネルギーの消費量が減り肥満になります。
イソフラボンはエストロゲン様物質として新陳代謝を活性化する効果があるため、体内の脂肪を減らします。

また、イソフラボンは、脂肪を溜め込む脂肪細胞(※3)内の脂肪の燃焼を促進し、脂肪細胞を小さくする作用もあります。その結果、血液中の脂質の材料となる脂肪が減少し、血液がサラサラになり血行が改善します。

(※1)新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えること。
(※2)閉経を迎える前後5年ほどの期間を指す。だいたい45~55歳頃。
(※3)脂肪細胞とは脂肪を溜め込む細胞のこと。全身に存在し、特に下腹部、内臓周り、臀部、太ももなど、普段脂肪が気になる場所に多く存在する。

イソフラボンの血液中の脂質に対する詳しい説明>>

血糖値を下げるホルモンへの反応を改善する

イソフラボンは、糖質を細胞に取り込むインスリンへの反応を改善する効果があることが知られています。
特に肥満の方は、血中の脂質が増えると共に、このホルモンへの反応も鈍っている場合が多くあります。イソフラボンを摂取すると、インスリンへの反応が良くなり、血液中の糖質が細胞に取り込まれやすくなります。
その結果、血糖値が下がり、血液がサラサラになります。

様々な生活習慣病を引き起こす高血圧や動脈硬化は、血液がドロドロになるのが原因です。
生活習慣病が気になる方は、ぜひイソフラボンを普段の食生活に取り入れてください。

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