イソフラボンに別名はある?

イソフラボンは主に大豆などに多く含まれる栄養素で、ホルモンバランスを整え、美容や健康維持に効果を発揮します。
イソフラボンは、その特性から、様々な別名で呼ばれています。

イソフラボンの別名

エストロゲン様物質

イソフラボンは、「エストロゲン様物質」と呼ばれます。

イソフラボンは、分子構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ています。そのため、体内でエストロゲンの代用として働いてくれます。
イソフラボン以外にも、自然界にはエストロゲンに似た分子構造を持つ成分が多く存在し、これらを総称して「エストロゲン様物質」と呼びます。
イソフラボンは、他の同様の成分に比べ、特にエストロゲン様物質としての作用が強い栄養素です。

関連記事:イソフラボンのエストロゲン様物質としての作用

植物エストロゲン

イソフラボンは大豆などのマメ科の植物から抽出されるエストロゲン様物質なので、「植物エストロゲン」と呼ばれる場合もあります。
植物エストロゲンは、植物の体内で生産されるエストロゲン様物質の総称です。
植物エストロゲンは、「フィトエストロゲン」や「ファイトエストロゲン」と呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味です。
イソフラボンは、植物特有の栄養素であるポリフェノールの一種です。
ポリフェノールの仲間には、エストロゲン様物質として体に作用する成分が数多くあります。

ダイゼイン、ゲニステインなど

私たちがイソフラボンと呼んでいるのは、実はイソフラボン類の総称です。

イソフラボンは分子構造により様々な種類が存在し、エストロゲン様物質としての活性(作用の強弱)や、その特性に多少の違いがあります。
私たちが摂取するイソフラボンは主に大豆由来の成分で、分子構造の違いからグリコシド型とアグリコン型に大別されます。

グリコシド型は、分子に糖が結合しているイソフラボンです。
その分子構造の違いからダイジン、ゲニスチン、グリシチンの3種類に分けられます。

アグリコン型は、分子から糖が分離しているイソフラボンです。
ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテインの3種類に分けられます。

その他にも、植物により存在するイソフラボンの種類が異なるので、その都度別の名称が存在します。

関連記事:大豆イソフラボンの種類
      :イソフラボンを大豆以外から摂るには?

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