イソフラボンの効果が出ないときは

イソフラボンで効果が得られないときに考えられること

イソフラボンはホルモンバランスを整え、美容や健康効果が高いため、女性に人気の栄養素です。しかし、イソフラボンを摂取していても、なかなか効果を感じられない方がいるのも事実です。
そのような方の場合、以下の3点が考えられます。

(1)摂取量が不十分
(2)イソフラボンの効果が得にくい体質
(3)効果がでるまで十分な時間を経過していない

イソフラボンの摂取量が不十分

効果を得るには1日50mgの摂取が目安

一般にイソフラボンの効果を得るには、1日50mgの摂取が目安量と言われています。
ただし、イソフラボンは体の機能の維持に必ずしも必要な栄養素ではないため、1日に必要な摂取基準量はそもそも設けられていません。

関連記事:イソフラボンの一日の目安量はどれくらい?

サプリメントの推奨量は30mg

日本人は大豆や大豆加工品から、1日当たり平均で16~22mgのイソフラボンを摂取していると推定されています。そのため、イソフラボンのサプリメントの説明書には、この平均摂取量を基準に30mgを推奨している場合が多くあります。
(日本人の平均摂取量16~22mg + サプリ30mg = 50mg(目安量)になるからです)

しかし、普段から大豆や大豆加工品の摂取が少ない人の場合、サプリメントの推奨量では効果が得られる50mgに届かない場合があります。
そのような場合、サプリメントでの摂取量を少し増やしてみる必要があります。

ただし、イソフラボンを1日当たり75mg以上慢性的に摂取すると、体に悪影響が出ることが指摘されています。
そのため、イソフラボンのサプリメントの過剰摂取には、十分注意が必要です。

関連記事:イソフラボンの摂りすぎに注意

イソフラボンの効果を得にくい体質

イソフラボンは吸収率が悪い

通常、食品から摂取するイソフラボンはグリコシド型と呼ばれ、消化液で分解できない糖が結合しています。
グリコシド型のイソフラボンは分子構造が大きく、そのままでは小腸から吸収されません。
この糖は腸内細菌なら分解が可能で、腸内細菌によって分子が小さくなってから体内に吸収されます。
ただし、グリコシド型イソフラボンが体内に吸収されるのは、全体の20%程度しかありません。残りは、糞便と共に体外に排泄されてしまいます。

グリコシド型イソフラボンについてはこちらの記事で説明しています
>>大豆イソフラボンの種類

イソフラボンの効果を高める腸内細菌がいない

人によっては、イソフラボンを「エクオール」と呼ばれる成分に変えてくれる腸内細菌を持っている場合があります。

イソフラボンは分子構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ていることから、エストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能する栄養素です。
エクオールはイソフラボンよりも、さらにエストロゲンと分子構造が似ているため、エストロゲン様物質として体内で強い効果を発揮し、吸収率の悪さを補います。

ただし、イソフラボンをエクオールに変えてくれる腸内細菌を持っている人の割合は、日本人で50%程度しかいません。
そのため、同じイソフラボンを摂取しても、人によって体への効果が異なります。

関連記事:イソフラボンから生産されるエクオールとは

サプリメントでアグリコン型イソフラボンを選ぶ

エクオールを生産する腸内細菌を持っていない方は、初めからイソフラボンの糖が分解されたアグリコン型イソフラボンのサプリメントを選ぶ必要があります。

アグリコン型イソフラボンのサプリメントは、発酵技術でグリコシド型イソフラボンから糖を分解しています。そのため、はじめから分子構造が小さく、小腸に到達するとそのまま吸収されます。アグリコン型はグリコシド型に比べ、吸収率が3倍も向上していると言われています。

また、エクオールを作れない人のために、エクオールを直接摂れるエクオールのサプリもあります。

アグリコン型イソフラボンについてはこちらの記事で説明しています
>>大豆イソフラボンの種類

効果がでるまで十分な時間を経過していない

イソフラボンは医薬品ではないため、即効性はありません。
イソフラボンは体質を改善することで、徐々に健康効果を発揮する栄養素です。

イソフラボンはエストロゲン様物質として、新陳代謝を活性化する作用があります。
新陳代謝は古い組織を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を正常に保つ生理現象です。

新陳代謝は体の各組織によって周期は異なりますが、一般に約3か月で体の細胞の全てが入れ替わると言われます。
そのため、3か月経過すれば、ある程度体に良い効果が出てくると考えられます。

ただし、イソフラボンをはじめとした健康食品は、全ての人に効果があるわけではありません。3か月経っても効果が感じられない場合は、イソフラボン自体が体質的に合わないという可能性も考えられます。

関連記事:イソフラボンに即効性はあるの?

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