イソフラボンで自律神経失調症改善

イソフラボンは自律神経失調症の改善に効果がある

大豆に多い栄養素として知られるイソフラボンは、女性のホルモンバランスを整え、生活習慣病の予防や改善に効果を発揮する健康食品です。
女性に多い健康上の問題に、自律神経失調症があります。
自律神経失調症は体内のホルモンバランスが大きく関与しているため、ホルモンバランスを整えるイソフラボンは、その改善に効果を発揮します。

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自分の意思ではコントロールができない呼吸や血液の循環、体温調節、消化、ホルモンの分泌などを司る自律神経の機能が乱れる症状です。
自律神経は、心身共に影響を及ぼします。
そのため、自律神経失調症になると臓器や脳の機能自体に欠陥がなくとも、頭痛や動悸、息切れ、めまい、のぼせ、冷え性、便秘、下痢など体の機能の不調が続くようになります。

自律神経失調症は脳の視床下部の乱れが原因

自律神経失調症は、自律神経を調整している脳の視床下部という器官が混乱することで起こります。

自律神経は、体の器官を活動状態にする交感神経と、体の器官を休息状態にする副交感神経を交互に替えることで、体の生理機能の調整をしています。
この神経の入れ替えを担っているのが、脳にある視床下部という器官です。

この器官は、ホルモンを生産する器官に指令を出して、体内のホルモンの分泌量を調整する働きもあります。
そのため、ストレスや加齢などが原因でホルモンを生産する器官の生産力が低下すると、視床下部が混乱してしまいます。
そして、この器官と連動している自律神経も乱れ、自律神経失調症になります。

女性に自律神経失調症が多いのは更年期が原因

女性に自律神経失調症が多いのは、更年期(※1)を迎えると卵巣で生産される女性ホルモンの分泌が急激に減少するからです。
卵巣でのホルモンの生産の指令も、視床下部が担っています。
そのため、加齢による体の衰えで卵巣で生産される女性ホルモンの生産力が急に低下すると、命令通りに分泌されないことに視床下部が混乱し、自律神経失調症になります。

(※1)加齢によって月経が終わる閉経の前後5年ほどの期間。

イソフラボンはエストロゲンの代用として自律神経失調症を改善する

イソフラボンが女性のホルモンバランスを調整できるのは、イソフラボンの分子構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ているためです。
そのため、イソフラボンはエストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能します。

更年期でエストロゲンの分泌が低下した女性がイソフラボンを摂取すると、体内にエストロゲン様物質が増えます。
そのため、視床下部が命令通りにエストロゲンが分泌されていると勘違いし、機能が正常化し、連動して自律神経の働きも正常化します、
そのため、イソフラボンは自律神経失調症を改善できます。

イソフラボンは自律神経失調症の予防にも役立つ

エストロゲン様物質として作用するイソフラボンは、女性ホルモンの分泌が減る更年期前から摂ることで、自律神経失調症の予防にも役立ちます。

女性は閉経を迎えると、卵巣から女性ホルモンが再び分泌されることありません。
そのため、女性は更年期から閉経までの間、ホルモンバランスが乱れやすく、自律神経失調症になりやすい状態が続きます。

イソフラボンは、エストロゲンを生産する卵巣の機能に直接関与することはありません。
そのため、イソフラボンが原因でエストロゲンの生産量が増えたり減ったりすることはありません。
更年期や閉経で体内にエストロゲンが減った状態に体が慣れるまで、イソフラボンで体内のエストロゲン様物質の量を調整することで、自律神経失調症の予防もできます。

イソフラボンは、サプリメントであれば自分で摂取量を調整できます。
更年期を迎え、病気でもないのに体の不調が続く方は、ぜひイソフラボンを試してみてください。

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