イソフラボンの男性への効果

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イソフラボンは男性にも健康効果がある

イソフラボンというと、どうしても女性のための健康食品という印象がありますが、実は男性にも嬉しい効果がたくさんあります。

特に、中年以降の男性の悩みである、
(1) 薄毛
(2) 前立腺肥大
(3) 中年太り
に対し、予防や改善効果を発揮します。

イソフラボンは分子構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ており、エストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能します。
そのため、女性の美容や、生理不順の改善し、更年期障害の諸症状を緩和する効果があります。

しかし、男性の体内でもエストロゲンは少量分泌されており、重要な働きを担っています。
男性もイソフラボンを摂取してエストロゲン様物質を補充することで、嬉しい効果が得られます。

イソフラボンの男性に嬉しい効果

薄毛や前立腺肥大を抑制する

実は男性も女性ホルモンが必要

男性というと、体内では男性ホルモンしか分泌されていない印象がありますが、実は体の機能の維持のためにエストロゲンも分泌されています。
男性の体内でエストロゲンは、頭髪の育成と、前立腺の肥大化の抑制に作用しています。

実は、加齢により精巣で生産される男性ホルモンのテストステロンが少なくなると、薄毛と前立腺肥大が発生しやすくなります。
薄毛と前立腺肥大は共にDHT(デヒドロテストステロン)と呼ばれる、悪性男性ホルモンが関係しています。
DHTは、テストステロンの150~300%も体に強く作用します。
テストステロンの生産が少なくなると、それを補うためにDHTが生産されます。

しかし、頭髪の毛母細胞にある受容体(※1)にDHTが結合すると、毛の成長が止まり、そのまま抜けてしまいます。
また、前立腺の細胞にある受容体にDHTが結合すると、前立腺の細胞分裂が活性化し、前立腺肥大を引き起こします。
男性の体内で生産されるエストロゲンは、このDHTの発生を抑制する作用があります。

(※1) 受容体とは、特定のホルモンと結合する器官のこと。ホルモンはこの受容体と結合しないと、体に作用しません。

イソフラボンはDHTを合成する酵素の作用を抑制する

イソフラボンはエストロゲン様物質として、DHTを合成する5αリクグターゼという酵素の働きを阻害する効果がありあります。
この酵素は男女共に体内に存在し、精巣、毛根、前立腺に多く存在しています。
この酵素は、体内でテストステロンが減少すると活性化し、血液中のテストステロンをDHTに変えます。
イソフラボンはエストロゲン様物質として体内で作用するため、この酵素の働きを抑制します。
その結果、薄毛や前立腺肥大を予防できます。

関連記事:イソフラボンで前立腺肥大予防

育毛効果がある

男性でも、頭髪の成長には、エストロゲンが必要です。
エストロゲン様物質であるイソフラボンを摂取すると、毛母細胞の細胞分裂が活性化し、育毛効果を発揮します。

関連記事:イソフラボンの育毛効果

中年太りを解消する

男性ホルモンが減ると肥満になる

男性ホルモンは、体脂肪を燃焼させる効果があります。
男性は女性と違い、人によっては70歳を過ぎても中年と同じくらい男性ホルモンを生産できる人もいます。
しかし、基本的には加齢と共に、その生産量が低下します。
その結果、脂肪の燃焼効果が低下し、肥満になりやすくなります。

イソフラボンは脂肪燃焼効果がある

イソフラボンは、体内で脂肪を溜め込む、脂肪細胞(※2)内の脂質の燃焼を促進し、脂肪細胞そのものも小さくする作用があります。
また、イソフラボンは細胞内でエネルギーを生産する、ミトコンドリアを増やす効果があります。
ミトコンドリアが増えると、エネルギー消費量が増え、脂肪燃焼効果が高まります。
これらの作用により、イソフラボンは男性の中年太りを改善します。

(※2)脂肪細胞とは脂肪を溜め込む細胞のことで、全身に存在します。特に、下腹部、内臓回り、臀部、太ももなど、普段脂肪が気になる場所に多く存在します。

関連記事:イソフラボンでダイエット

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