イソフラボンの女性への嬉しい効果
イソフラボンは女性への健康効果が高い
イソフラボンは大豆などに多く含まれる栄養素で、女性への健康効果が高いことで人気があります。
女性の健康上の悩みは数多くありますが、イソフラボンは主に
（1）生理不順の改善
（2）更年期障害の緩和
（3）美容
（4）ダイエット
に効果を発揮します。
イソフラボンの女性に嬉しい効果
イソフラボンは分子構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ており、エストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能します。
また、エストロゲンは、体内で発生する活性酸素(※1)を除去する抗酸化物質として作用します。
そのため、イソフラボンも抗酸化物質としての作用を併せ持っています。
これらの作用が、女性にとって嬉しい健康効果をもたらします。
(※1)活性酸素とは、酸素が変質した悪性の酸素のこと。活性酸素は、細胞を破壊し、組織の変質をもたらすため、増え過ぎると体に有害です。
生理不順の改善
イソフラボンはエストロゲン様物質として、ホルモンバランスを整える効果があるため、生理不順を改善します。
生理不順は、女性ホルモンのエストロゲンと、プロゲステロンの入れ替えが上手く機能しないために生じます。
基本的に、エストロゲンの働きで卵子が十分に成熟しないと、プロゲステロンの分泌は起こりません。
そのため、生理不順はエストロゲンの分泌に問題がある場合がほとんどです。
イソフラボンを摂取すると、エストロゲン様物質として卵子の成熟を促します。
そのため、プロゲステロンの分泌が促進され、生理不順が改善します。
更年期障害の緩和
イソフラボンはエストロゲン様物質として、更年期(※2)で分泌が減ったエストロゲンの代用として機能し、更年期障害の諸症状を緩和します。
女性は更年期を迎えると、卵巣で生産されるエストロゲンが急激に減少し、最終的に卵巣での生産が停止します。
エストロゲンは、自律神経の働きや、女性の新陳代謝(※3)にも関与しています。
そのため、個人差はありますが、エストロゲンが減少した状態に体が慣れるまで、体調不良や精神不安に悩まされます。これが更年期障害です。
イソフラボンを摂取すると、体内にエストロゲン様物質が増え、自律神経の働きが改善し、新陳代謝も活性化します。
そのため、イソフラボンはエストロゲンが減少した状態に体が慣れるまで、良き女性のサポーターになります。
(※2)加齢によって月経が終わる閉経の前後5年ほどの期間。
(※3)新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えること
美容
更年期障害の緩和の項目でも触れましたが、エストロゲンは美容に必要な、肌や頭髪の新陳代謝を活性化する作用があります。
イソフラボンはエストロゲン様物質として、皮膚の保湿成分であるコラーゲンの生産も促進します。
また、強い紫外線を浴びると、皮膚の中に活性酸素が発生し、皮膚の組織の劣化が促進されます。
そのため、皮膚はメラニン色素を生産して紫外線を吸収しますが、それがシミの原因になります。
イソフラボンは、活性酸素の除去を行う抗酸化物質なので、皮膚内の活性酸素を除去し、肌の劣化やシミを抑制します。
ダイエット
エストロゲン不足で新陳代謝が低下すると、エネルギーの消費量が減り肥満になります。
イソフラボンは新陳代謝を活性化するので、エネルギーの消費量が増え、肥満になりにくい体質に変えられます。
また、イソフラボンは、体内で脂肪を溜め込む脂肪細胞(※4)内の脂質の燃焼を促進し、脂肪細胞そのものを小さくする作用があります。
(※4) 脂肪細胞とは脂肪を溜め込む細胞のことで、全身に存在します。特に、下腹部、内臓周り、臀部、太ももなど、普段脂肪が気になる場所に多く存在する。
関連記事：イソフラボンでダイエット
イソフラボンは大豆や大豆加工品などに豊富で、普段の食事からでも摂取ができます。
また、サプリメントも多くのメーカーから、様々なタイプが販売されています。
女性に嬉しい効果が盛りだくさんのイソフラボンを、ぜひご活用ください。
