イソフラボンから生産されるエクオールとは

イソフラボンから生産されるエクオール

加齢やストレスで女性ホルモンの分泌が減少すると、女性は生理不順や更年期障害を引き起こします。これらの症状を緩和する効果が高いことで注目を浴びているのが、エクオールと呼ばれる栄養素です。
実はこのエクオール、同じく生理不順や更年期障害の改善に効果があるイソフラボンから、体内で生産される成分です。

エクオールは大豆イソフラボンよりも強力なエストロゲン様物質

大豆に多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ている栄養素です。体内でエストロゲンの代用として機能するため、エストロゲン様物質と呼ばれます。そのため、イソフラボンはエストロゲンの減少で起こる生理不順や更年期障害を改善する効果があります。

実はエクオールもエストロゲン様物質で、分子構造がイソフラボンよりもさらにエストロゲンに似ています。そのため、エストロゲン様作用がイソフラボンよりもさらに強い特徴があります。

エクオールは腸内細菌が作る

エクオールは腸内細菌のエクオール産生菌が生産する

大豆のイソフラボンの中には、ダイゼインと呼ばれるイソフラボンがあります。
腸内細菌の中には、このダイゼインを体内で代謝(※1)し、エクオールを生産するエクオール産生菌がいます。

このエクオール産生菌は、2018年現在、10種類ほどが確認されています。

(※1) 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。
ダイゼインについてはこちらの記事で説明しています
→大豆イソフラボンの種類

エクオールを生産できる人は日本人で50%

実は、エクオール産生菌は、誰の腸内にも住んでいるわけではありません。
エクオール産生菌を持っている人の割合は、大豆食品を食べる食文化の有無で異なります。
エクオール産生菌を持っている人の割合は、欧米人で20~30%、欧米人に比べ大豆や大豆加工品を多く摂取する日本人や東アジアの人でも50%程度しか持っていません。

さらに、同じ日本人でも10代や20代の若い世代では、エクオール産生菌を持っている人の割合は20~30%に過ぎず、豆類を多く摂取している60代は50%を超えています。
そのため、イソフラボンを摂取したとしても、エクオール産生菌を持っていない人は体内でエクオールが作られません。エクオール産生菌を持っている人と比べて、イソフラボンのエストロゲン様作用の効果や実感が大きく異なってきます。

エクオール産生菌を持っているかを調べるには?

2018年現在、尿検査をすれば腸内にエクオール産生菌がいるかどうかが分かります。
エクオール産生菌を持っているかどうかの検査は、医療機関や市販のエクオール産生菌の検査キットでも分かります。

エクオールはサプリメントでも摂取ができる

残念ながら、エクオール産生菌を持たない人がエクオールを作れるようになる方法はわかっていません(2018年現在)。
しかし、腸内にエクオール産生菌を持っていなかったとして、あきらめる必要はありません。
現在、エクオール産生菌を培養してイソフラボンからエクオールを生産する技術が確立しており、サプリメントで手軽にエクオールが入手できます。

女性ホルモン不足による生理不順や更年期障害、或いは美容にお悩みの方は、ぜひエクオールを試してみてください。

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