サプリメントの形状でイソフラボンを選ぶ
サプリメントの形状でイソフラボンの効果は違う
イソフラボンは、ホルモンバランスを整え、美容や健康効果を高める効果があるため、各社からサプリメントが販売されています。
一言でサプリメントと言っても、粉末や錠剤、カプセルなど、様々なタイプが販売され、それぞれ特色や効果が違います。
今回は、あなたにとってどのタイプのイソフラボンサプリメントがふさわしいのかをお話します。
粉末タイプ
粉末タイプのイソフラボンのサプリメントは
(1)大豆をそのまま粉末にしたもの
(2)大豆の胚芽部を粉末にしたもの
(3)ソイプロテイン
があります。
大豆粉末
イソフラボンは大豆に多く含まれる栄養素なので、乾燥させた大豆をそのまま粉末にすれば、イソフラボンを摂取できます。
また、大豆をそのまま粉末にしているので、大豆に含まれるビタミンやミネラルも一緒に摂取ができます。
大豆の胚芽部の粉末
大豆の胚芽部(※1)を粉末にしたタイプは、大豆をそのまま粉末にしたものよりもイソフラボンの含有率が高いのが特徴です。
その理由は、イソフラボンは大豆の胚芽部に特に多く含まれているからです。
(※1)胚芽とは、種子の内部の成長したら芽になる部分。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆のたんぱく質を精製して粉末にしたもので、残留成分としてイソフラボンが含まれています。
基本的には運動などで筋肉の補強を行う目的で摂取されますが、イソフラボンは女性の新陳代謝を活性化する作用があります。大豆たんぱく質とイソフラボンを一緒に摂ることで、ダイエットや運動効果を高めてくれます。
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:イソフラボンと一緒に取りたいたんぱく質
【粉末タイプはアレルギーに注意!】
人によっては、大豆のたんぱく質にアレルギー反応を起こす人がいます。
粉末タイプは、大豆のたんぱく質が残っている場合が多いので、アレルギー症状がでたら摂取は控えてください。
錠剤タイプ
一般にイソフラボンのサプリメントは、錠剤タイプが多く見受けられます。
しかし、錠剤タイプのサプリメントの場合、全てがイソフラボンというわけではありません。
イソフラボンはごく一部で、でんぷんなどの充填剤が用いられています。
また、長期保存で成分の酸化や腐食を防ぐため、大抵の場合、法令の指定範囲内で添加物が用いられています。
また、湿気や臭いなどが移りやすいというデメリットもあります。
ハードカプセル
ハードカプセルは、植物性のセルロースや動物性のゼラチンのカプセル内に、粉末のイソフラボンを封入したものです。
錠剤タイプに比べ添加物が少なく、臭いや味がないため飲みやすいというメリットがあります。
しかし、湿気や熱に弱く、保存には多少気を使います。
また、カプセルがゼラチンだった場合、動物性のコラーゲンにアレルギー反応が出る人は、アレルギー症状が出る場合があります。
ソフトカプセル
ソフトカプセルは、ゼラチンと植物性グリセリンの混合素材のカプセルが用いられています。
カプセルが柔らかいため、のど越しが良く、飲みやすいのが特徴です。
また、中身は油脂が入っている場合がほとんどです。
そのためソフトカプセルのイソフラボンのサプリメントでは、イソフラボンの他に、油に溶けることで体への吸収率が高まる栄養素が一緒に配合されている場合が多く見受けられます。
ただし、ハードカプセルと同様に、カプセルの素材にゼラチンが用いられているため、アレルギーが出る場合があります。
ドリンクタイプ
ドリンクでイソフラボンを摂取できる代表格と言えば、豆乳です。
豆乳1杯(200ml)で、1日の目安量と呼ばれる50mgにほぼ近いイソフラボン量を摂取できます。
さらに、大豆の他の栄養素も摂取できます。
豆乳の味や臭いが苦手という方や、大豆のたんぱく質にアレルギー反応が出る方には、イソフラボンを配合した栄養ドリンクという選択肢もあります。
ドリンクタイプは他の栄養素が配合されている場合が多く、味もフルーツ味に加工しているなど、飲みやすくなっています。また、最近ではパック詰めされたゼリー状のイソフラボンも販売されています。
ドリンクタイプは、摂取がしやすい反面、容積が大きくなり置き場所や大量に持ち運ぶには不便です。また、1回あたりのコストも錠剤やカプセルタイプに比べるとかなり割高になってしまいます。
イソフラボンのサプリメントのタイプ別のメリット、デメリットは様々です。
この記事を参考に、自分に合ったサプリメントを選んでください。