イソフラボンの原料となる大豆の産地

イソフラボンはマメ科の植物に含まれる栄養素で、市場に出回っているイソフラボンのサプリメントは主に大豆を原料に生産されています。
ところで、イソフラボンの原料である大豆は、日本での自給率が少ない穀物として知られています。
今回は、イソフラボンの原料となる大豆の産地についてお話します。

地域別で大豆のイソフラボンに違いはあるの?

イソフラボンは、大豆の品種、栽培地域、栽培された年によって大きな影響を受けます。
しかし、品種別のイソフラボンの含有比率はほぼ一定です。
最近は健康志向の高まりもあり、国内ではイソフラボンの含有率が高い大豆の品種改良も行われています。

日本の大豆生産の現状

日本の大豆の生産量

大豆は日本をはじめとするアジアでは、古くから主に食品として栽培されていました。
農林水産省「作物統計」によると、平成28年度に全国47都道府県で生産された大豆の生産量は235,500tです。
そのうち、約35%を北海道産が占めています。
それ以外では、宮城県、秋田県、滋賀県、福岡県、佐賀県で多く生産されています。

日本の大豆の自給率は少ない

大豆は連作をすると病害虫が発生しやすいため、国土が狭い日本では栽培に向いていません。
食糧自給表によると、平成26年度の国内の飼料用などを含む自給率は僅か7%、食用であれば24%程度にすぎません。
とはいえ、1995年の統計では、自給率は僅か2%だったので、近年少し盛り返しています。
特に、近年は輸入作物の残留農薬や、遺伝子組み換え作物の問題で、国産の需要が高まっています。

世界の大豆の生産地

大豆は世界各国で生産がされ、その主な目的は、採油と、その絞り粕による家畜の飼料です。
現在、主要な生産国はアメリカ、ブラジル、アルゼンチン、インド、中国です。
他にも北米のカナダ、南米のパラグアイやウルグアイ、ボリビア、ユーラシア大陸のロシアやウクライナなどで多く生産されています。
そのうち、インドと中国はほとんどが国内で消費されてしまっており、近年中国は大豆の輸入国になっています。
そのため、大豆の主要輸出国はアメリカ、ブラジル、アルゼンチンの3か国です。

日本の大豆の輸入国

日本人は豆腐や納豆などの大豆加工品、また味噌や醤油などの調味料も大豆が原料です。
また、家畜の飼料にも大豆が使用されています。
そのため、日本は国内の大豆の消費量の多くを、輸入で賄っています。

日本の大豆の輸入はほぼ4ヵ国

財務省の「日本貿易統計」平成28年の内容によると、日本の主な大豆の輸入先は以下の4ヵ国で、ほとんど占められています。

輸入量(t) 割合
アメリカ 3,131,635 71.5%
ブラジル 524,307 16.7%
カナダ 339,885 10.9%
中国 28,583 0.9%

大豆の生産量は、アメリカとブラジルがほぼ同じですが、日本はアメリカからの輸入が70%以上を占めています。
それ以外の国からの輸入もありますが、ほんの僅かです。

遺伝子組換え大豆に注意

アメリカ産というと、害虫や病気に対する強い遺伝子を組み換えた大豆の存在が問題になっています。
事実、アメリカで栽培されている大豆の85%は、遺伝子組み換えが行われた品種です。
日本には安全性が認められたものだけが輸入されますが、遺伝子組換え大豆も多く日本に輸入されています。
遺伝子組換え大豆を避けたい方は、「遺伝子組み換えでない」と表記された国産の大豆を選ぶと安心です。

関連記事:遺伝子組み換え大豆不使用のイソフラボンサプリの選び方

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