イソフラボンでストレス軽減
イソフラボンはストレス軽減効果がある
イソフラボンはホルモンバランスを整え、更年期障害の諸症状や体の調子を改善する効果があります。
人はストレスを感じると、体調が悪くなります。
ホルモンバランスを整えるイソフラボンは、「幸せホルモン」と呼ばれる脳内ホルモンを増やし、ストレスを軽減する効果があります。
幸せホルモンとは
幸せホルモンとは、脳内で分泌される「セロトニン」と呼ばれる脳内ホルモンの俗称です。
セロトニンが分泌されると、私たちは心地よい気分になり、感情が沈静化し、ストレスが和らぎます。また、脈拍などが落ち着き、痛みが軽減する効果もあります。
さらに、セロトニンが多く分泌されると、「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」の量も増えて入眠しやすくなります。
睡眠もまた、ストレスを軽減する効果があります。
人はストレスや外の環境に適応するため、脳内で様々なホルモンが分泌されています。
脳内で特定のホルモンが分泌されると、脳はそのホルモンが関係する感情に支配されると同時に、身体機能が向上したり、或いは低下したりします。
女性はエストロゲンが幸せホルモンの分泌量を左右する
女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが、セロトニンの分泌量を左右しています。
月経周期の影響でエストロゲンの分泌が減り、プロゲステロン(もう一つの女性ホルモン)の分泌が増えると、女性はイライラや不安感が募り、精神状態が不安定になります。
なぜなら、エストロゲンの分泌の減少と共に、セロトニンも減っているからです。
更年期を迎えると幸せホルモンも減少する
女性の場合、エストロゲンは自律神経(※1)の働きにも関与しています。
更年期(※2)を迎えエストロゲンの分泌が急激に減少すると、女性は自律神経を乱し、体の調子が悪くなります。
セロトニンは、自律神経の働きにも関与しています。
自律神経が乱れた状態が続くと、セロトニンの分泌も徐々に減少し、ストレスを感じやすくなります。
(※1)自律神経は、呼吸、脈拍、体温、血圧、内臓の活動など、身体の様々な器官の働きを調整しています。
(※2)閉経を迎える前後5年ほどの期間を指す。
イソフラボンはエストロゲン様物質として幸せホルモンを増やす
イソフラボンは分子構造がエストロゲンと似ています。そのため、エストロゲン様物質と呼ばれ、体内でエストロゲンの代用として機能します。
月経や更年期でエストロゲンが減少した体にイソフラボンを補うと、体内にエストロゲン様物質が増えます。イソフラボンは、エストロゲン同様に自律神経に関与し、自律神経の働きを改善する効果があります。
その結果、脳内のセロトニンの分泌量が増え、ストレスを軽減します。
イソフラボンは幸せホルモンへの脳の反応を高める
イソフラボンは、エストロゲン様物質として脳の神経細胞を保護する作用があります。
そのため、脳の神経細胞がセロトニンに反応する感度を高める効果もあります。
脳の神経細胞には、セロトニンと結合する「受容体」と呼ばれる器官があり、セロトニンはこの器官と結合しないと効果を発揮しません。
特に女性の場合、男性に比べると脳内で分泌されるセロトニンの量は半分程度しかないので、この器官にセロトニンが結合する確率も少ない傾向にあります。
イソフラボンで神経細胞を保護すると、セロトニンの反応が高まります。
生理や更年期でストレスを感じる方は、ぜひイソフラボンを試してみてください。