イソフラボンで膣炎予防
イソフラボンは膣炎を予防する
女性特有の病気に、膣炎があります。
大豆に多く含まれる栄養素のイソフラボンは、この膣炎を予防する効果を発揮します。
イソフラボンは、膣炎予防に重要なホルモンの働きを補います。さらに抗炎症作用で症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。
膣炎の原因はエストロゲン不足
膣炎は、細菌や微生物が原因で、膣に炎症を起こす症状です。
膣炎になるとおりものが多くなったり、かゆみや痛みが生じたりするので不快な気分にさせられます。
膣の中には、細菌や微生物の繁殖を防ぐ常在菌が生息しています。
この常在菌が活性化するには、膣の粘膜を厚くして、粘膜の潤いを保つ粘液の分泌を保つ必要があります。
この作用を行うのが、女性ホルモンのエストロゲンです。
女性の場合、エストロゲンは細胞分裂を促進する作用があります。
加齢やストレスなどでエストロゲンの分泌が少なくなると、細胞分裂が低下して膣内の粘膜が薄くなり、それに伴い粘液も減少して膣内が乾燥しやすくなります。
その結果、常在菌の活性が弱まり、膣内が細菌や微生物に侵され膣炎を発症しやすくなります。
特に更年期(※1)を迎えた女性はエストロゲンの分泌が少なくなっているので、萎縮性膣炎(老人性膣炎)にかかりやすい体質になっています。
(※1)閉経を迎える前後5年ほどの期間のこと。だいたい45~55歳頃。
イソフラボンはエストロゲンの代用となり膣の環境を整える
イソフラボンは分子構造がエストロゲンと似ており、エストロゲン様物質として体内でエストロゲンの代用となって働きます。
イソフラボンを摂取すると、エストロゲンが減少して膣炎になりやすい体質となった体に作用し、膣内の粘膜を厚くして粘液の分泌を促す効果を発揮します。
その結果、常在菌が活性化して膣内の環境を整え、細菌や微生物の繁殖を自然に防げるようになります。
イソフラボンは抗炎症作用もある
最近の研究で、イソフラボンは炎症を起こす物質の発生を抑制する作用が確認されています。そのため、仮に膣炎になったとしても、その症状を軽くする効果があります。
膣炎は自分ばかりか、パートナーにも感染症のリスクを高めてしまいます。
毎日のイソフラボンの摂取で体質を改善し、膣炎になりにくい健康的な体を手に入れてください。