イソフラボンに即効性はあるの?
イソフラボンに即効性はない
イソフラボンをはじめとする、いわゆる健康食品や機能性食品と呼ばれるサプリメントは、体に対する即効性はありません。
医薬品の場合、その病を治す即効性と、さらに広く誰にでも効果を発揮することが求められ、患部に直接作用します。
一方、健康食品は患部を直接直すのではなく、不足しがちな栄養素を補うことで免疫力や組織の機能を回復し、体質改善を行うことを目的としています。
そのため、健康食品の効果には個人差があり、摂取してすぐに効果を実感する人もいれば、継続して摂取しても効果を感じない人もいます。
イソフラボンは継続摂取で効果を発揮
イソフラボンは新陳代謝を高め徐々に体質を改善する
イソフラボンは、分子構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ています。
そのため、エストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能します。
女性の場合、エストロゲンは新陳代謝に関与しています。
新陳代謝は、古い細胞を分解し、新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象です。
体の各組織は、一定の周期で新陳代謝を繰り返しています。
個人差や年齢差はありますが、一般に肌の細胞なら約28日周期、筋肉は約60日周期、骨なら約90日周期で全ての細胞が入れ替わると言われています。
そのため、イソフラボンを摂取すると、新陳代謝が活性化し、古くなって機能が低下した細胞の分解が進み、正常な新しい細胞の入れ替えが早まるので体質が改善します。
そのため、イソフラボンの効果を感じるには、肌であれば最低でも1か月、その他の機能であれば3か月は様子を見る必要があります。
イソフラボンは更年期障害の諸症状を徐々に緩和する
イソフラボンは、エストロゲン様物質として更年期障害の諸症状を徐々に緩和する効果があります。
更年期障害は、卵巣で生産されるエストロゲンが急激に減ることで、その変化に体が対応できずに起こる健康上の不調です。
基本的に、卵巣でのエストロゲンの生産が止まり、体がエストロゲンの少ない状態に慣れると、更年期障害の諸症状も沈静化します。
しかし、個人差がありますが、その状態に体が慣れるまで数年はかかるため、その間女性は体調不良に悩まされます。
イソフラボンは不足したエストロゲンの代用となり、体内のエストロゲン様物質を増やすことで、更年期の体の不調を緩和します。
そして、エストロゲンが少ない状態に徐々に体が慣れるまで、貴重なサポーターになってくれます。
イソフラボンの更年期障害に対する作用の詳しい説明>>
イソフラボンに即効性はありませんが、天然の栄養素なので副作用もほとんどありません。
イソフラボンで徐々に体質を改善し、若々しく健康的な体を手に入れてください。