イソフラボンを摂るタイミング

イソフラボンは朝昼晩の3回に分けて摂取するのが理想

イソフラボンは、女性のホルモンバランスを整え、美容や生活習慣病の改善に効果があることで人気の健康食品です。
医薬品ではないため、基本的に1日のうちのいつ摂取しても良いのですが、イソフラボンの効果を十分に得るには、朝、昼、晩の3回に分けて摂取するのが理想です。

イソフラボンの吸収には時間がかかる

大豆食品やサプリメントなどでイソフラボンを摂取すると、小腸で吸収されます。
摂取後、血中のイソフラボン濃度が一番濃くなるまでに、個人差はありますが2~6時間かかります。
その後、緩やかに減少してゆき、48時間後には摂取する以前の状態に戻ります。
つまり、朝、昼、晩の3食に分けて摂取すると、常にイソフラボンの血中濃度をおおむね一定に保てるようになります。

1日1回なら夕食時に摂る

イソフラボンを3回に分けて摂るのは面倒くさい、或いは忙しくて1回しか取れないのであれば、夕食時に摂るのが効果的です。

イソフラボンは睡眠中の新陳代謝を活性化する

女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが新陳代謝(※1)に関与しています。
イソフラボンは分子構造がエストロゲンと似ており、エストロゲン様物質として、体内でエストロゲンの代用として機能します。
イソフラボンの美容・健康効果は、このエストロゲン様物質として新陳代謝を活性化する作用によるものです。

新陳代謝は、主に睡眠中に行われます。
そのため、更年期を迎え体内のエストロゲンの生産量が減少すると、睡眠中の新陳代謝が低下し、老化現象が早まります。
夕食時にイソフラボンを摂取すると、ちょうど睡眠中に血中濃度がピークになります。
そして、低下していた新陳代謝が、イソフラボンによって活性化します。
その結果、細胞分裂が促進され、美容や健康効果が高まります。

(※1)新陳代謝とは、古い細胞を分解し、新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。
関連記事:イソフラボンのエストロゲン様物質としての作用

イソフラボンは睡眠中に脂肪を減らす

さらに、新陳代謝では大量のエネルギーが必要で、その主なエネルギー源は体内に溜め込まれた脂肪です。
イソフラボンを夕食時に摂取すると、睡眠中の新陳代謝を活性化し、体内の脂肪の燃焼も促進します。
体脂肪が多くなり肥満になると、様々な生活習慣病を引き起こします。
そのため、夕食時のイソフラボンの摂取が、生活習慣病の予防や改善につながります。

関連記事:イソフラボンでダイエット
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